アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」は、複数の借り入れをひとつにまとめるためのローンです。
2社以上の借り入れ先を、アコムのおまとめローンで1本化することで、返済日や返済額がまとまるだけでなく、月々の返済額の減額も期待できるメリットがあります。
ただ「アコムの通常のカードローンとの違いは?」「他社よりもアコムで借り換えた方がいい?」「アコム借換え専用ローンは審査落ちの可能性がある?」など、利用にあたってはわからないことも多いでしょう。
そこで本記事では、アコムのまとめローン「借換え専用ローン」について、わかりやすく解説していきます。
アコムおまとめローンの口コミ・体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

おまとめローンは、アコムの「借換え専用ローン」に限らず、返済期間が長くなる(ことによって、返済総額が増える)といったデメリットもあります。借り換えローンのメリットとデメリットをよく理解したうえで、賢くおまとめローンを利用していきましょう。
目次
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」は借金を1本化するための商品
まずは、アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の概要について説明します。わかりやすいように、アコムの通常のカードローンと貸付条件を比較してみましょう。
アコム「借換え専用ローン」とカードローンの概要
おまとめローン 「借換え専用ローン」 |
カードローン | |
---|---|---|
最大限度額 | 1万円~300万円 | 1万円~800万円 |
金利 | 7.7%~18.0% | 3.0%~18.0% |
借入目的 | 貸金業者への返済資金 | 原則、自由 |
追加融資 | 不可 | 可 |
その他 | 総量規制の対象外 | 総量規制の対象 |

アコムといえば、カードローンが有名ですよね。そもそも、カードローンとおまとめローンってどう違うんですか?

通常のカードローンは、使い道が自由だったのに対して、おまとめローンは貸金業者への返済専用のローンであることが一番の違いです。
おまとめローンが返済専用のローンであることから、上記の表のにあるように、最大限度額、金利、追加融資、総量規制について違いがあります。
アコムの限度額が通常カードローンなら800万円なのに対し、アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」は300万円と低め。
そしておまとめローンは、おまとめ後に追加で借り入れができないなど、カードローンより自由度が低いのが特徴です。
「自由度が低い」というと、メリットがないように感じますが、じつはこの自由度の低さが、返済に集中したい人にとっては大きなメリットとなるのです。
アコムのおまとめローンは「これ以上借り入れせず返済に集中したい人」を対象としたローンだということをおさえたうえで、より具体的なメリットから見ていきましょう。
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」のメリット5つ
それでは、アコムの「借換え専用ローン」でおまとめするメリットを見ていきましょう。
アコムおまとめローンのメリット
- 毎月の返済額を減らせる
- バラバラだった返済日が1つになり管理しやすくなる
- 金利が下がる可能性がある
- 総量規制の対象外として扱われる
- 来店なしで申し込みできる
具体的なメリットを確認しながら、おまとめローンをするべきなのか判断するといいですよ。
1. 毎月の返済額を減らせる
アコムの「借換え専用ローン」でまとめることで、毎月の返済額を軽減できる可能性が高いです。たとえば、つぎの例をご覧ください。
Xさんは、A社から30万円の借り入れをしました。
その後、生活費や旅行などでお金を使い果たし、続けてB社とC社から、それぞれ20万円を借り入れました。
現在は、3社に毎月合計27,000円の返済を行っています。
アコムにおまとめ前
借入先 | 借入金額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
A社 | 30万円 | 10,000円 |
B社 | 20万円 | 8,000円 |
C社 | 20万円 | 9,000円 |
合計 | 60万円 | 27,000円 |
※上の数字は、シミュレーション用に設定したものです。
1社ずつの返済額は少なくても、合計すると毎月の負担としては大きな金額となります。では、アコムの「借換え専用ローン」でおまとめした場合の返済額を見てみましょう。
アコムにおまとめ後
借入先 | 借入金額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
アコムのおまとめローン 「借換え専用ローン」 |
60万円 | 18,000円 |
おまとめ後の毎月の返済額は、27,000-18,000=9,000円の減額となりました。毎月の返済額から9,000円も減額になるのはとても助かりますよね。

このように、それぞれのカードローンに返済するより、毎月の返済額を減らせられることがおまとめローンの大きなメリットです。
2. バラバラだった返済日が1つになり管理しやすくなる
いつの間にか増えてしまった借り入れ先……。しかも返済日や返済方法は各社バラバラ……。
複数の借入先で返済日や返済金額、返済方法が違うと、「次の返済日はいつだっけ……?」と何度も気にすることになり、精神的にも落ち着きません。
また、返済日をいくつも管理していると、うっかり延滞してしまうことも。
そうなる前に、おまとめ・借換えローンを利用して、借金を1箇所にまとめてしまいましょう。アコムの「借換え専用ローン」でおまとめすると、返済日は毎月1回だけで済みます。

延滞を繰り返すと信用情報が傷つき、思わぬペナルティとなることもあります。うっかりミスで返済遅れになったとしても、信用情報は傷つきますし、遅延損害金が発生します。無駄な利息を払うことにならないよう、アコムのおまとめローンをぜひ検討してください。
3. 金利が下がる可能性がある
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の金利は、100万円を境に上限金利が変わります。
アコムおまとめローンの金利
契約極度額(限度額) | 金利(実質年率) |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
最終的な金利は審査によって決まりますが、借換え前に返済計画を立てるときは、上限金利が適用されると考えておくとよいでしょう。
つまり、おまとめする希望金額が99万円以下なら金利は18.0%、100万円以上なら金利は15.0%と考えるということです。
もし現在の借入先がすべて金利18.0%であり、おまとめしたい金額の合計が100万円を超えているなら、おまとめ後は自動的に3.0%の金利の引き下げが見込まれます。(15.0%-18.0%=3.0%)
一方で、現在の借入先の金利がアコムの金利よりも低い場合は、金利の面でアコムに借り換えることのメリットがあまりありません。
その場合、おまとめ目的でも利用できる、銀行カードローンへの借り換えも検討されるとよいでしょう。

今の借り入れの適用金利と、おまとめ後の金利をよく比較し、メリットがあるか確認してみましょう。
4. 「借換え専用ローン」は総量規制の対象外として扱われる
通常のカードローン商品で借金をまとめるのがむずかしい理由に、総量規制の問題があります。
総量規制とは、貸金業者からの借り入れ総額が年収の3分の1までに限られるという取り決めです。年収300万円の人が貸金業者から借り入れできる金額は100万円まで借りられるという意味になります。
現在貸金業者から合計80万円の借入があり、それをまとめようと思ったら、新たに80万円の借り入れが必要ですよね。
他社へ返済するためとはいえ、一時的に80+80=160万円を借り入れする状態となり、総量規制の問題からこれは不可能となります。
ところが、利用目的が借り換えに限られているおまとめローンに関しては「総量規制の対象外」として扱われます。
そのため、すでに総量規制ギリギリまで借り入れている人でも、新たにローンを組んでおまとめすることが可能なのです。
もちろん、アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」も、総量規制の影響を受けません。
アコムのおまとめローンも審査があるので、申し込めば誰でも借りられるものではありませんが、総量規制が理由で審査落ちとなる心配はないでしょう。
5. 来店なしで申し込みができる
アコムの「借り入れ専用ローン」はインターネットから申し込めるので、窓口に来店する必要がありません。
アコムのおまとめ専用ローンに関しては、もともと電話でのお申し込みに限られており、必要書類は自動契約機(むじんくん)で提出する必要がありました。
2022年11月現在ではおまとめローン利用者のニーズにこたえ、ネットからも申込み・書類提出が可能になっています。
最近は電話で話すのが苦手という人も少なくありません。そんな人には、インターネットで申し込めるのは大きなメリットでしょう。
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」のデメリット3つ
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」のメリットを紹介しましたが、まとめることによるデメリットもあります。
借換えたあとに後悔しないよう、デメリットや対策方法についてもくわしく見ておきましょう。
おまとめローンのデメリット
- アコムの30日間の無利息期間は適用されない
- アコムでおまとめできるローンに限りがある
- おまとめ後に返済が長期化することがある

アコムのおまとめローンってデメリットもあるんですね。

とくに3番目の「返済の長期化」は、注意したいポイントです。申込み前に確認しておきましょう。
1. アコムの無利息期間サービスは適用されない
通常のカードローンでは、アコムをはじめて利用する人を対象に、30日間の無利息期間サービスがあります。
たとえば、30万円を金利18.0%で30日間借り入れした場合、300,000×18.0÷365×30=4,438円(少数以下切り捨て)の利息を払わずにすみます。
おまとめローンの場合は、この無利息期間サービスの対象となりませんのでご注意ください。
2. アコムでおまとめできるローンに限りがある
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の対象となるのは、「貸金業者からの借り入れ」です。
貸金業者からの借り入れとは、たとえばアコムのような消費者金融のカードローンや、クレジットカードのキャッシング枠を使った借り入れのことをいいます。
銀行カードローンの借入や、クレジットカードのショッピング枠のリボ払いなどは、対象外となっています。
アコムおまとめ対象の借り入れ
おまとめ対象のローン | おまとめ対象外のローン |
---|---|
・消費者金融カードローン ・クレジットカードのキャッシング枠 |
・銀行カードローン ・住宅ローン ・クレジットカードのショッピング枠 |
もし消費者金融から2社、銀行カードローンで1社借り入れがあるなら、消費者金融2社の借り入れのみ、アコムのおまとめローンで借り換えできるということです。
もし銀行カードローンもおまとめしたいという人は、アイフルのおまとめローン「かりかえMAX」がおすすめです。
3. おまとめ後に、返済期間が長期化することがある
最後は、アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」で一番注意すべきポイント、返済の長期化です。
そもそもアコムのおまとめローンは、毎月の返済金額と金利の負担軽減を目的としていますが、最終的に支払う利息が増える可能性もあるのです。
では実例を見ながら、おまとめ後の返済総額にどれくらいの差が出るのか見てみましょう。
【おまとめ前】
金利 | 借入金額 | 毎月の返済額 | |
---|---|---|---|
A社 | 17.0% | 300,000円 | 合計36,000円 |
B社 | 17.0% | 400,000円 | |
C社 | 18.0% | 500,000円 |
返済回数は47回で、返済総額は1,652,331円(利息額は452,331円)。
【アコムでおまとめ後】
金利 | 借入金額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
15.0% | 1,200,000円 | 24,000円 |
返済回数は79回で、返済総額は1,894,888 円(利息は694,888円)。
24,000円のまま返済を続けていると、返済期間は6年8ヶ月かかり、返済総額が約190万円(利息だけで約70万円)と総支払額が高額になってしまいます。
おまとめ前の利息の総額と比べると、おまとめ後の方が利息の額が増えてしまいましたね。
このように、返済期間が長期になれば、金利が下がったにもかかわらず結果的に合計で払う利息が増えてしまう場合もあるのです。
※こちらの内容はあくまで一例です。実際の金額とは異なる場合があります。
おまとめ後の利息が増えないようにするためには、アコムにおまとめ後、無理のない範囲で追加返済をすることが大切です。
追加返済をした分は、すべて元金の返済に充当されるので、効率よく返済期間の短縮ができますよ。

おまとめ前には、アコム公式サイト等の返済シミュレーションを使って、返済期間などの確認をしておきましょう。
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の審査基準
アコムの「借換え専用ローン」は、すべての人が利用できるわけではありません。おまとめするには、アコムの審査に通る必要があり、つぎのポイントが重要となります。
アコムのおまとめ審査で重要なポイント
- ローンの返済の実績(延滞状況)
- おまとめしたい他社借入件数と金額
- 勤務先への在籍確認の電話
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の審査基準は公表されていませんが、通常のカードローンとほぼ変わらないと考えられます。
一定の金額以上の安定した収入があり、良好な返済実績がある人は、審査に通るでしょう。

ただしおまとめ時はどうしても借り入れ金額が高額になるため、上記の審査ポイントに少しでも問題があれば、審査落ちになる可能性が高いので注意しましょう。
ローンの返済の実績(延滞状況)
もしも複数の借り入れ先のうち、どれか一つでも返済に遅れていたら、アコムの審査に通らない可能性があります。
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の審査では、個人信用情報を参照します。
その際に、長期延滞(2~3ヶ月の支払い遅れ)などの金融事故情報があれば、融資が見送られるでしょう。
なお短期の遅れについては、1日程度の遅延であれば審査に影響しない場合もあります。
しかし、たとえば半年に2回延滞しているなど、短期間で数回繰り返していれば、おまとめローンの審査に通過する確率は下がると思ってください。
おまとめしたい他社借入件数と金額
おまとめローンは、すでに複数の借り入れがあることが前提ですが、件数が金額が多すぎると融資を敬遠されてしまいます。
おまとめローンとはいえ、貸付には変わりないので、きちんと返済できる見込みのある人でなければ審査落ちになる可能性があるのです。
一概には言えませんが、おまとめする借り入れ先は、少なくとも4社以下が望ましいでしょう。
もちろん、おまとめ後の金利や返済金額などは審査や相談を通して決めることになるので、借入可能かどうかは、実際に申し込みをしてみないとわかりません。
アコムのおまとめローンに申し込む前に「月額いくらなら滞りなく返済できる」といった明確な計画を立てておいて、スムーズに交渉できるように想定しておくとよいでしょう。
借り入れ件数はどんなときでも少ない方がよいです。アコムおまとめローンに申し込む際は、残高が少ないカードローンを完済してしまって、1社でも借入件数を減らすことをおすすめします。
勤務先への在籍確認の電話
おまとめローンの審査でも、在籍確認は行われます。
お伝えした通り融資額が大きくなるため、より返済能力を確認する必要があり、その手段として勤務先への電話確認が重視されるのです。
なかには「会社に電話をかけられて、他の人が電話に出ると困る」という人もいるかもしれません。
そんなときは、アコムに一度相談してみましょう。アコムでは在籍確認のリクエストに対応してくれます。
たとえば「業務が空いている午前中に電話をしてほしい。」「自分が会社にいる17時以降に電話をしてほしい。」など、在籍確認が完了しやすい時間帯に電話をしてもらうよう相談してみましょう。
アコムのカードローンを申込者向けの内容ではありますが、おまとめローン申込者にも参考になる内容なので、アコムの在籍確認をスムーズに済ませるための方法もご覧ください。
アコムの「借換え専用ローン」の申込方法はWebからも可能
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」は、来店なしでも申し込み可能です。ただし申込方法は、現在アコムを利用しているかどうかで変わりますので、ご注意ください。
アコム「借換え専用ローン」の申込方法
現在アコムを利用している | はじめてアコムを利用する |
---|---|
・フリーコール 例)アコムと他社の借り入れをまとめたい |
・インターネット ・自動契約機(むじんくん) ・店頭窓口 ・フリーコール |
まずアコム会員の人は、申し込み前にフリーコールへの連絡が必要です。フリーコールに電話をして、そのまま口頭で申し込みましょう。
なおフリーコールは、はじめて利用する人向けのダイヤルですが、すでにアコム会員の人が電話をしても問題ありません。
アコムの利用がはじめての場合は、インターネットからの申込みが可能です。
忙しくて電話をする時間がとれない人でも、すきま時間にスマホなどからおまとめローンに申し込めるので便利です。
アコムの「借換え専用ローン」でおまとめする流れ
ここでは、アコムを初めて利用する方のために、インターネットからアコムのおまとめローンの申込みをする流れを紹介します。
アコム「借換え専用ローン」の申込みの流れ
- 申込みフォームへ入力する
- 必要書類(本人確認書類・収入証明書類)の提出・審査開始
- アコムから借り入れ(他社の精算)
- アコムへ返済開始

アコムでおまとめできるのはいいけど、アコムで借りたお金で今の借り入れ先へそれぞれ精算するのが面倒だな……

ご安心ください!契約後の他社返済は、原則アコムが代行します。
1. アコムカードローンの申込みフォームから申込み
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」は、通常のカードローンと同じ申込みフォームを使います。
じつは、アコムにはおまとめ専用の窓口というものはありません。エントリーされたすべての申込みに対し「カードローン」と「借換え専用ローン」の同時審査が行われるのです。
そのため、はじめから借換え専用ローンしか利用するつもりのない人は、入力完了後にフリーコールでその旨を伝えるとスムーズでしょう。
なおアコムの申込みフォームには、次の通り他社借り入れを入力する箇所があります。
他社のお借入状況に入力する金額は、貸金業者(消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠)からの借り入れのみです。

仮に借り入れ金額をごまかしても、このあと個人信用情報を参照することで、他社借り入れ状況は細かなところまでわかります。申込み時には、現在の借入残高を確認し、正確な合計金額を入力しておきましょう。
2. 必要書類(本人確認書類・収入証明書類)の提出・審査開始
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」に必要書類は、次の2種類です。
- 1. 本人確認書類(必須)
- 以下よりいずれか1点
・運転免許証(推奨)
・パスポート
・マイナンバーカード(通知カード不可)
・健康保険証
※顔写真がない本人確認書類(健康保険証など)の場合、および本人確認書類に記載の住所が現住所でない場合には、書類確認日から6ヶ月以内に発行された以下の書類もあわせて提出してください。
※店舗(むじんくん)から提出する場合も、住民票の写し、または公共料金の領収書(電気・ガス・水道等)の書類をあわせて提出してください。 - 2. 収入証明書類(該当する人のみ)
- 以下よりいずれか1点
・源泉徴収票(推奨)
・給与明細書
・市民税・県民税額決定通知書
・所得証明書
・確定申告書・青色申告書・収支内訳書
「2.収入証明書類」については、以下の条件の場合に必要です。
- アコムの希望限度額が50万円超の方
- アコムの希望限度額と他社借入の総額が100万円超の方
とくにおまとめ時は、限度額が高額になる事から、収入証明書類が必要な人がほとんどでしょう。書類は申込後すぐ提出なので、あらかじめ準備しておきましょう。
なお、必要書類をスマートフォンなどで撮影し、アップロードまたはスマホから提出すると便利です。必要書類の提出が終わると、いよいよ審査が開始されます。
3. アコムから借り入れ(他社の精算)
審査に通過し、契約手続きが終わると、アコムからの借入金額を利用して、他社へ一括返済します。
このとき、他社への返済は原則としてアコムが代行してくれます。
ですから、アコムによる他社への返済が終われば、あなたはアコムに返済すればよいのです。自分で複数の返済手続きをする必要がないので、とても便利なポイントだと思います。
ちなみに、アコムが返済を代行しないケースでは、本当に他社へ返済するかは本人次第となります。
そのため、アコムからの融資額を他社返済以外に使ったら、契約違反になるのか気になる人もいるかもしれません。
じつは、アコムの規約には、契約違反として記載されているわけではありません。ただし新規審査後も、「与信審査」といって定期的に利用者の信用情報などが確認されています。
与信審査で、他社の借り入れ残高が減っていなかったり、また別に追加借り入れが増えていれば、アコム側が強制解約する可能性もゼロではありません。

契約違反になるかどうかに関係なく、融資を受けた金額は必ず期日までに返済しましょう。
4. アコムへの返済開始
他社への返済が終われば、以降はアコムへの返済がスタートします。アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」の返済方法は、次の通り。
アコムおまとめローン返済方法
- 口座振替で返済
- アコムATMで返済
- 提携ATMから返済(手数料あり)
おまとめローンの返済は口座振替が推奨されますが、アコムでは提携先ATMからも返済ができます。
ただし、コンビニ提携ATMなどから返済する際は、利用手数料(110円~220円)がかかるのでご注意ください。
またアコムに口座振替で返済する場合、引き落とし日は毎月6日です。以上が、アコムの「借換え専用ローン」でおまとめする流れです。
アコムおまとめローン「借換え専用ローン」利用者の口コミ・体験談
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」利用者の口コミや体験談を紹介します。
27歳・派遣社員 おまとめ金額45万円
アコムで30万円の借り入れがあったのですが、ほかのカードローンでもお金を借りていました。両方とも返済日がバラバラで、一度返済を忘れそうになったこともあるので、「借換え専用ローン」でアコム1本にまとめることにしました。もうひとつカードローンには、アコムが代わりに返済してくれたので、とてもラクでした。
45歳・会社員 おまとめ金額120万円
長年の借金返済から脱出したく、返済専用のアコムおまとめローン「借換え専用ローン」に申し込みました。合計3社から総額120万円借りていたので、審査落ち覚悟でしたが、無事審査に通り、現在も毎月コツコツと返済しています。アコム以外のカードローンはすべて解約して、返済に専念しています。毎月の返済額が3社から1社分に減ったので、それが嬉しいですね。
アコムおまとめローン「借換え専用ローン」の契約違反について
アコムおまとめローン「借換え専用ローン」は、返済専用のローンとあって、特別守るべきルールがあるのでは?と思っている方もいるでしょう。
そこで、アコムおまとめローンの契約違反についてまとめました。
アコムに借り換え後、他社解約しないと契約違反になる?
アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」に借り換えたあと、他社のカードローンを解約するべきかどうか、迷いますよね。
おまとめ後に他社解約をしなかった場合については、アコムとの契約違反にはなりません。
アコムは他社カードローンを返済してくれますが、その後契約状態は続いたままになるので、カードローンを解約する場合はご自身で解約手続きを行っていただくことになります。
解約しないままおいておいても問題ありませんが、アコムおまとめローンを完済するまでは、解約しておくことをおすすめします。
アコムおまとめローンにしたあと新規で他社借入をするのは契約違反?
アコムおまとめローンに借り換えたあと新規で他社借入をするのは契約違反ではありません。
ですが、あまりよい行動とは言えないです。せっかくアコムでまとめたのに、また返済先を増やしてしまうと、返済先が増えて、毎月の負担や返済管理で悩むことになります。
アコムのおまとめローンは返済専用で、追加借入ができないことから、他社借入が必要なこともあるかもしれません。
ですがアコムに借り換え後、返済がまだ完了していない状態で新たに他社借入をするのは控えましょう。
もし、借金をまとめられて、追加で借り入れもできるようなローンを探しているのであれば、銀行カードローンを検討してみてください。
消費者金融のカードローンは、総量規制のため融資額が制限されているので、審査に通りにくいと紹介しましたね。
銀行カードローンなら幅広い使い方ができるので、審査さえ通れば、限度額内で自由に借り入れと返済ができます。
【まとめ】アコムのおまとめローン「借換え専用ローン」なら返済負担を減らせる
今回は、アコムとおまとめローンについて紹介しました。アコムの「借換え専用ローン」を利用すれば、複数の借り入れをまとめることが可能。
毎月の返済額が減額でき、返済日も1日にまとまることで、日々借金のことを考えるストレスは確実に減るでしょう。
最後にアコムの「借換え専用ローン」でおまとめする際の注意点についてまとめたので、確認しておきましょう!
- おまとめローンの場合、契約から30日の無利息期間サービスは適用されない
- アコムのおまとめの対象となるのは、貸金業者からの借り入れのみ。
- アコムのおまとめローンは、返済専用。ピンチのときでも追加の借り入れはできない。
- アコムでおまとめ前より、利息総額が大きくなってしまうこともある。毎月の返済額は、繰り上げ返済をして利息の節約を。