はじめてカードローンを申し込むなら、審査に厳しくないところがいいな、と思いますよね。
カードローンを探している人の中には「アコムの審査は甘い」と聞いて、アコムを検討中の人も多いのではないでしょうか?
ですがアコムでは、申込者の収入や借入状況を調査し慎重に審査を行うので、他社より「審査が甘い」「審査がゆるい」ということは決してないのです。
アコムの審査基準についてきちんと知っておかなければ、審査落ちになる可能性もあります。
そこで今回は、アコムの審査について詳しく解説。実は甘くないアコムの審査を通過する方法を紹介します。
はじめてカードローンの審査を申し込むという方や、他社ですでにお金を借りているから審査の甘いカードローンを探している方はぜひ参考にしてください。
目次
アコムの審査が甘いといわれる理由
冒頭でもお伝えしたとおり、アコムの審査基準が他社と比べて甘い(審査がゆるい)ということはありません。
返済能力の低い申込者に対しては、審査落ちになる、あるいは少額の融資になります。
ではなぜアコムの審査が甘いといわれるのか、主な理由は次の3つが考えられます。
- アコムを1社目に選ぶ人が多いから
- アコムは少額融資が可能だから
- アコムは即日審査ができるから
それぞれの理由について、詳しく見てみましょう。
1. アコムを1社目に選ぶ人が多いから
テレビCMでもおなじみのアコムは、「はじめてのアコム」というキャッチフレーズの通り、はじめて借り入れをする人に選ばれやすい消費者金融の中の一つです。
以下の表は、アコム新規顧客を年代別に表したものです。
年代 | 割合 |
---|---|
20~29歳 | 55.6% |
30~39歳 | 17.9% |
40~49歳 | 14.5% |
50~59歳 | 8.8% |
60~69歳 | 3.4% |
これを見ると、20~29歳が55%で若い年代が半数以上なのがわかりますね。
消費者金融でお金を借りることができるのは20歳からで、とくに20代前半の人ははじめてキャッシングをするという人が多いでしょう。(消費者金融によっては成人以上の借り入れが可能な場合もあります。)
キャッシングがはじめてということは、他社借り入れがなく信用情報に問題のない人が多いので、結果的に審査に通る割合も高いと考えられます。
このような理由で審査の通過率が高くなり、アコムは審査が甘いといったイメージをもたれやすくなったのかもしれません。
ちなみにアコムでは初回契約者に限り、30日間の無利息キャンペーンを実施しています。
初回契約者で、返済日を「35日ごと」に設定すると、契約日から30日間は利息0円でお金を借りることができる。
はじめてのカードローンとして選ばれる理由は、この無利息期間にもあるのでしょう。
2. アコムは限度額を少額にして融資することがあるから
アコムでも他社同様、必ず審査や在籍確認をして融資をするか決めます。
たとえば他社でも借り入れがあったり、電話での在籍確認ができなかったりするなど、お金を貸すべきか微妙な人には、最初の限度額を10万円程度の低い設定で融資を行い、様子を見て返済に問題がなければ限度額を増やすというかたちで融資をする場合もあります。
限度額を低くしてでも、できる限り融資をするのは新規顧客を取り込みたいというアコムの企業戦略だと思いますが、これにより「少額という条件付きだけど審査に通った=審査が甘い」というイメージをもたれやすいのでしょう。
「会社が休業日で在籍確認ができない」「派遣社員だから在籍確認がうまくいかないかも」と、在籍確認で不安なことがあれば、申し込み後すぐにアコムに電話をして相談すると、一緒に対策を考えてくれますよ。
3. アコムは即日審査ができるから
アコムの審査は最短30分で終わります。
これは銀行カードローンに比べても非常に早い時間であり、アコムが利便性追求のために力を入れているところでもあります。
審査結果が短時間化されたのは、コンピューターを使ったシステム化によるものです。
アコムに申込があると、顧客データを元に申込内容を点数化(スコア)し、コンピューターによって自動審査(仮審査)をします。
自動審査に通れば、アコム担当者の手によって内容相違がないかの確認と、在籍確認が行われます(本審査)。
このように、コンピューターでふるいをかけ、その後人間の手で精査するという分業制になることで審査は格段と短縮されました。
つまり審査時間が早いのは、コンピューターによる自動審査によるもので、審査を省いたり甘くしているわけではないのです。
ですが、最短ならたった30分で審査が完了するということで、「審査が甘いのでは?」と思わせたのかもしれません。
アコムで即日融資を受けたい方は、「アコムで即日融資を受ける方法」の記事も参考にしてください。
アコムの審査が甘いはウソ!アコムの審査基準3つのポイント
アコムの審査はとくべつ甘いわけではないですが、審査基準を満たしていれば、問題なく審査を通過し、安心・便利に借り入れができます。
それではアコムの審査を通過するために重要となる、3つのポイントを解説していきます。
1. 雇用形態と年収額は安定性を重視
アコムでは、正社員はもとより契約社員や派遣社員でも申込みが可能です。
加えて、パート・アルバイトであっても安定した収入があれば利用できます。
日給制のアルバイトは月によって勤務日にばらつきがあり、審査では安定した収入とみなされないことが多いので、たとえば週4日などシフト制のアルバイトであると通過しやすいでしょう。
ただし、専業主婦や無職(休職中)の方は個人の安定した収入があるとみなされず申込みは出来ません。
年収についても同じで、「年収◯◯万円以上の人」という規定はなく、あくまで毎月安定しで収入があるかが重要となります。
おおよそ年収120万前後であっても、5万円~10万円の少額で審査を通過する可能性もあります。
ちなみに、アコムの審査に通過する新規顧客の年収ランクは次の通りです。
年収ランク | 割合 |
---|---|
200万円以下 | 24.1% |
200万円超500万円以下 | 65.7% |
500万円超700万円以下 | 6.9% |
700万円以上 | 3.3% |
4人に1人は「年収200万以下」ということからも、審査の基準になるのは雇用形態や年収額ではなく、安定性ということがわかります。
2. 他社借り入れは3件以下が望ましい
アコムの審査では、他社借り入れの状況も大きく影響します。
他社借り入れに含まれるものと含まれないものは、次の通りです。
含まれる |
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---|---|
含まれない |
|
他社借り入れに関しては、他社借入件数と他社借入金額が審査の対象です。
アコムでは他社借り入れの件数が3件以下であれば審査に通る可能性があります。
4件以上は、「これ以上借り入れして返済できるのか?」という印象を与えるため、審査に通る可能性は低いでしょう。
5件以上は多重債務者と判断され、審査に通る可能性はほぼありません。
また他社からの借入総額が年収の3分の1以上、もしくは3分の1近くある場合、総量規制という法律により、アコムの審査には通りません。
年収の3分の1に収まる借入希望額で申し込みましょう。
他社借入の状況は申し込みのとき自己申告します。自己申告であることから、1件少なく申告するなどウソの申告をする人もいますが、ウソは必ずバレます。申告内容に相違があれば虚偽申告とされ、ひどい場合はすぐ審査落ちになるので正確に申告しましょう。
3. 信用情報に事故情報がないこと
「今はどこからもお金を借りていないのに、アコムの審査に落ちた」
そんな人は、過去の信用情報に事故情報が登録されているのかもしれません。
信用情報とは、個人のローン(消費者金融・銀行のカードローン・キャッシング、住宅ローン)や、クレジットカードを利用したときに記録される、いわば金融サービスを利用した細かい履歴です。
カードローンでお金を借りると「申し込んだ」「借りた」「返した」記録が残るのですが、中でも返済が遅れたりトラブルがあった履歴を、金融事故情報といいます。
事故情報が残っていると、ローンやクレジットカードの審査は通りません。
事故情報は、延滞が解消された日から数えて5年間残るので、その間審査に通ることは難しいでしょう。
ちなみに、返済が2日や3日遅れたくらいなら長期延滞(=事故情報)にはなりません。
過去5年間に長期延滞をした覚えがある方は、信用情報機関に開示してもらうことができるので、カードローンを申し込む前に確認しておくといいでしょう。
日本にある信用情報機関は3つあり、金融機関によって登録先が異なるので、金融事故を起こした金融機関の情報がどこに登録されているか確認してから情報開示の申し込みをしてください。
信用情報機関 | 登録している情報 |
---|---|
シー・アイ・シー(CIC) | クレジットカードや信販会社での滞納、携帯電話料金の未払い(アイフルやアコムといった消費者金融も加盟) |
日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融会社での滞納など |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 銀行や信用金庫での滞納 |
年収や他社借入で審査に通るか心配な場合は、申し込む前にアコムの公式サイトにある「3秒診断」をすることもオススメです。
年齢と年収、他社借入金額を入力するだけで、審査通貨に通るかどうか診断してくれます。
甘くないアコムの審査に通る対策は?
アコムではきちんと審査が行われており、決して審査が甘いわけではないことがわかりました。
ということは、アコムの審査に通るために対策をしておかなければなりませんね。
そこでアコムに申し込む前に、おさえておきたい対策について紹介します。
1. 申込み内容は正確に
現在カードローンの申込みはパソコンやスマートフォンからのWeb申し込みが主流となり、大変便利になりました。
アコムもパソコンやスマートフォンから、24時間いつでも申し込みが可能です。
ただし画面を見ての入力になりますので、申請内容の入力間違いをしやすくもあります。
たとえ故意でなかったとしても、申請内容に間違いがあると審査によい影響はありません。
カードローンの申し込みでよくある間違いが、次の2つです。
- 金額の桁を間違う(例:300万を30万など、ゼロの数の間違い)
- プルダウン式の選択がページをスクロールするときにずれる
アコムの申し込みで数字を記入する箇所がいくつもありますが、とくに注意したいのは金額を記入するときです。
金額を記入するのは、年収と他社借入金額、そして借入希望額があり、どれも希望限度額にも大きく影響してくる重要な項目なので、入力後送信(完了)ボタンをクリックする前にしっかりと見直しをしましょう。
申込み内容に不備や確認事項が生じた場合、アコムから連絡が来るので、申込み完了から1時間はアコムから携帯に着信がないか、こまめに確認することをオススメします。
2. アコム以外のカードローンと同時に申込みをしない
審査の際に参照される個人の信用情報には、主に「クレジット情報」「申込情報」「利用記録」の3つの情報があります。
このうち申込情報は、信用情報機関の加盟員であるカードローン会社に新規申し込みがあった時点で記録されるもので、もし同時に複数社のカードローンに申し込むと複数社申し込んだことが記録されます。
審査の際、同時に複数社申し込んでいることがわかれば、カードローン会社に「この申込者はお金にとても困っていて、金策に走っている」というイメージを持たれ、審査では大きくマイナスになってしまうのです。
この状態を多重申し込みによるブラック(申し込みブラック)ともいいます。
他社のカードローン審査に落ちて、アコムに申し込みをする場合は申込情報が登録されている期間は6ヶ月間なので、前回の申し込みから6ヶ月後に申し込むのがベターです。
3. 希望限度額は低めに申請する
アコムでは希望限度額が50万円を超える場合、収入証明書の提出が必要となり、審査もより慎重に行われます。
ですので限度額50万円以下が、審査に通りやすくなる一つの目安です。
審査に不安があったり、審査に通過することを最優先とするなら、希望する限度額はなるべく低く申請しましょう。
また次の条件に当てはまる方は、審査の結果で限度額が最低額(10万円以下)に設定される場合があります。
- 総量規制に抵触する(年収の3分の1)
- 年齢が65歳以上(69歳まで借り入れは可能)
- 年収が60万円未満
- 勤続期間が1ヶ月未満
- 在籍確認が当日中に入らない
限度額は、利用開始から半年ほどすると増額申請が可能になります。
増額申請を考えている人は、定期的な借り入れと遅れのない返済実績を作ることが重要です。
くわしくは「アコムの限度額を増額する方法とは?」の記事をご覧ください。
アコムの審査は甘いと言えないが審査に通る可能性は十分ある
今回は「アコムの審査は甘いというのは本当?」という噂について検証してみました。
結論としては、アコムの審査は返済能力がない人が通るほど甘くありません。
ですが「安定した収入」「他社借入3社以内」「信用情報に金融事故なし」などの条件をクリアしていれば、十分に審査に通る可能性はあります。
申請時の誤入力がなく、在籍確認にも問題がなければ、審査に通りアコムを利用できる場合がほとんどでしょう。
初回申込者には無利息期間が適用されますし、オペレータ-の対応もいいので、とくにカードローンをはじめて利用するという方にアコムをオススメします。
カードローンでお金を借りようと考えている方は、ぜひアコムを検討してみてください。